四国山中、吉野川のほとりの、豊かな自然環境の中に建つパッシブソーラーハウス。1月の寒さは新潟並みだが、日射には恵まれている。夏の日中は暑いが、夜は山の冷気が快い。パッシブデザインには恵まれた条件だ。南は緩やかな斜面の栗林で、これを抜けると河岸に出る。地形のひだをそのまま残して空中に浮かぶような上階に居住スペースがあり、建物北側の玄関へは橋を渡ってアプローチする。下階は倉庫を兼ねたワークスペースのみである。東西に長い建物の中央に居間・食堂・サービススペースがあり、両端に寝室があるシンプルな空間構成だ。
所在地 | 高知県長岡郡本山町 |
主要用途 | 住宅 |
規模 | 地上2階建 |
構造 | RC造 |
敷地面積 | 587.00 ㎡ |
建築面積 | 137.55 ㎡ |
延床面積 | 132.63 ㎡ |
竣工年 | 2002 年 |