水戸八幡の家

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水戸市の住宅地に建つこの住宅の大きな特徴は1階部を鉄筋コンクリート造、2、3階部を木造とした混構造住宅である。1階外壁部は断熱材を外部に充填したセメント板下地塗装仕上げとし内部はコンクリート打放し仕上げとした。この構法の特徴は外部断熱された主構造材である蓄熱性の高いコンクリート打放し面に対して冬季は吹き抜け上部開口部から差し込む太陽光による太陽熱、および室内における生活発生熱を蓄熱する。また夏季においては夜間の外部冷気を蓄冷し昼間時の室内温度を下げる役割を担っている。この構法は年間を通して室内温度の外気温度からの影響を少しでも和らげる省エネルギー構法を取り入れた住宅である。
所在地 茨城県水戸市
主要用途 住宅
規模 3階建
構造 RC造+木造
敷地面積 167.71 ㎡
建築面積 76.2 ㎡
延床面積 174.81 ㎡
竣工年 1999 年