この戸建型共同住戸は東京都狛江市を流れる野川沿いに計画された9世帯によるコーポラテイブ方式共同住戸である。上流の国分寺崖線からの湧水を源流とした野川の両岸は親水型の遊歩道が比較的自然状態にて続いている。野川に沿った東西に細長い本計画地は敷地中央にクルドザック型の道路を引き込み広場型の道路を囲む形で9戸の住戸を配した(配置図参照)。各住戸の建築面積は40%以下とし隣棟間における垣根類は設けず開発敷地全体における空地率にゆとりのある建物配置計画となっている。各9住戸世帯は計画地全体に対して共通のルール(住宅における平面、外形、建物高さ、開口部の形状、外壁色など)を持ち、同時に各自の住戸内部計画については自由計画とする形式とし戸建形式のコーポラテイブ住宅を完成した。
所在地 | 野川エコビレッジ |
主要用途 | コーポラテイブ住宅 |
規模 | 2階建 |
構造 | 木造 |
敷地面積 | 1373.15 ㎡ |
建築面積 | 44.73~51.96 ㎡ |
延床面積 | 83.59~96.81 ㎡ |
竣工年 | 2004 年 |