つくばの家Ⅰ

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RC壁式構造の外側を断熱施工し、内部における壁・床・屋根を蓄熱部位としたダイレクトゲインシステムを採用したパシブシステム住宅である。室内はほぼ全体にワンルーム形式を構成し、各部屋の間における熱の移動が容易となっている。したがって高断熱及び蓄熱効果により室内温度分布は均一となっている。冬季における暖房の太陽依存率は高く、また夏季においては外壁南集熱窓前面に設けたトレリスの蔦植物が日射を遮蔽する。開放的平面プラン構成は通風に有利でありまた夜間換気による室内側を構成するコンクリート壁、床、天井における蓄冷効果も顕著となっている。
所在地 茨城県つくば市
主要用途 住宅
規模 地上3階建
構造 RC+一部木造
敷地面積 284 ㎡
建築面積 76 ㎡
延床面積 166 ㎡
竣工年 1984 年